2013年9月26日に発売されたアーマード・コアシリーズ最新作。
略称は公式に“ACVD”となっている。
キャッチコピーは、“『最期』を告げる、評決の日”。
ジャンルはメカカスタマイズアクション&リアルタイムストラテジー。
ACVの続編として位置付けられる作品ではあるが、ACVがシティとその周辺(北米大陸の一部)という限定的な地域で展開されていたのに対し、こちらは地球全土で繰り広げられる大規模な勢力争いとなっている。
ACVの何年後の物語なのか、具体的な経過年数は公表されていないが、数世代単位、数百年の年月が経過していることが明言されている。
従ってACVのキャラクターが引き続き登場することは無いのだが、血縁上の繋がりがあるキャラクターや壊滅したはずの組織の姿が見られる等、前作からの連続性を窺わせる要素は存在している。
1世紀以上の年月を経て工業生産力を回復させたらしく、本作で登場するACのパーツや兵器は発掘品の再利用ではなく、発掘品を基にした複製品を生産したものとなっている。
また、それらの現地改修品や新型も登場している。
新型パーツの開発には、世界に7カ所あるタワーから得られた技術も関係している。
基本的なゲームシステムに関しては大きな変化はないが、ACVの領地戦と本作のワールドモードは若干仕様が異なる。
領地戦ではプレイヤー同士で結成されるチーム同士で、期間の定められた各シーズン毎に領地を奪い合う形態を取っていたが、本作ではプレイヤーはシリウス・エグゼクティヴス、ヴェニデ、EGF?のいずれかに加担し、1シーズンは三大勢力のいずれかが他勢力を壊滅させるまで継続するようになっている。
具体的には、世界各地にあるタワーが各勢力の拠点として機能しており、タワーを全て制圧することで1シーズンは終了となる。
また戦況が膠着した場合などは、講和という形でシーズンが終了することがある。
なお、勢力の鞍替えはシーズン途中では不可能だが、シーズン終了のタイミングであれば可能。
また、出撃の際は僚機としてUNACを使用することが可能。これはACVで言う所のCOM傭兵をよりゲームシステム的に高度なものにしつつ、その存在根拠を明確にしたものと言える。
プレイヤーが出撃する際に同行させるだけでなく、オペレーターとして複数のUNACをリアルタイムに制御する形で戦闘を行う事も出来る。本作がリアルタイムストラテジーのジャンルを冠しているのはこのため。
新パーツに関しては、HEATマシンガンやプラズマミサイル等が追加された他、武器腕やシールド等のカテゴリーが堂々の復活を遂げた。
また、周回プレイ要素として4シリーズにみられた“ハードモード”を発展させた“ハードコアモード”が実装される。
本作の開発にあたり、前作の対戦バランスの悪さ・マッチングの悪さを公式に「マイナスからのスタート」として改善することを宣言し、実際の製品でもこれらは大きく改善された。
本作のステージ及びラストミッションで、Vシリーズの世界観が4シリーズの延長線上にあることが仄めかされている(フロムのファンサービスの可能性もあり)。
現在はヴァーディクトウォーを除くオンライン機能はサービスを停止しており、2024年3月末にはオンラインサービスの終了をする事がアナウンスされている。