- 2004年にフロムカプセルから(日本のみで)配信されたARMORED COREシリーズ初の携帯電話向けゲーム。"ACMM"と略される。
- MOBILEシリーズでは唯一初代ACをもとにした作品で依頼内容も初代ACを今作向けにリメイクしたものが多い。
- 今作の評価は決して高くはないものの2004年に配信された売り切り525円ゲームとして見れば質の高い作品となっている。
- しかし、スマートフォンの普及や3G回線サービスの終了などによりフロムカプセルが2021年11月30日にサービスが終了したため、現在ではプレイするどころか入手すること自体が不可能となってしまった。
- ...が2025年04月16日に配信されたG-MODEアーカイブス+の4周年記念配信にてNintendo Switch移植版が04月16日に(この時すでに配信されていた)、Steam移植版が04月30日に配信されることが決定した。
今作の特徴 †
- 看板機体は初代ACでもおなじみアンファング。しかし肩武装が固定されているため右肩にミサイルを装備することができない。
(つまり今作のアンファングは初代ACの頃のCGをそのまま貼り付けて今作の看板機体にさせたという事。スミk)
- 実はARMORED COREシリーズ初となる機体ビューワーの採用(存在自体は初代ACの体験版からあるが)。自分がアセンブルした機体を360°立体的に見ることができる。
- ミッションは合計で21あり、PPやMoAよりミッション数が多い。そのうち7つがAC戦で、うち9つが初代ACと同名のミッションとなっている。
- ちなみに2-1と3-1をやらなくても最終ミッションである7-3が解放される(隠しパーツは入手できなくなるが)
- 重量過多とEN消費は7-3クリア後に制限が解除される
- 初代ACを題材にしているため、ストーリー的な物はないが初代ACを思わせるような描写が多い。そのため初代ACを遊んでいれば世界観をより理解することができる。
- 敵エネミーやパーツも初代ACに登場したものになっている
- パーツ数は全35種で従来の作品のような感覚でアセンブルができる。ちなみにハンドロケットやWG-4A-WSRKなどのオリジナル武器も登場する。
- なお当時の携帯電話の制約が影響したのか武器パーツのモデリングは色を変えただけの使いまわし(ジェネレーターに至ってはモデリング自体ない)
- 初代ACで登場したレイヴンが今作でも登場する。(アセンブルは異なっているが)
- カラーリングは従来の作品通りのRGB。しかし、64までしか変更できないため微調整は難しい。
- BGMやSEは携帯電話内の音源で出力されているため、携帯電話本体の発売年によっては音がチープになる。
従来の作品とは異なる点 †
- 視点が2Dシューティングゲームのような見下ろし型(トップビュー)になっている。
- 強化人間にならなくとも空中で構え武器を使用することができる。
- UIは左上にAP、EN表示、エネミーの数や制限時間、左下に現在装備している武装、右下に高度計が割り当てられている。
- FCS(頭部パーツが代わり)、ブースター(コアが代わり)、武器腕、レーダー、エリアオーバー、COMやキャラクターのボイスなどは無い。
- どの脚部でもブースト移動が可能。飛行するときは立ち止まってブースト
- 右肩、左肩で武装が固定されているため、看板機体であるアンファングの再現アセンブルをすることはできない。
- MOBILEシリーズ共通ではあるが小型ミサイルが強力なため、左肩は基本小型ミサイルで固定される
- どう考えても携帯電話のボタンだけで操作するのは難しいと考えていたのか、オプションにオートアシスト機能が付いている。(なお実用性)
小ネタ(+バグ) †
- オリジナル版では時期が映し出される際ブレードが露出していたが移植版では見えなくなっている
- ゲーム起動時、オリジナル版ではフロムカプセルとエイチアイの表記があったが移植版ではフロム・ソフトウェアのみに変更されている。
- 敵エネミーには影が付いているが自機にはない
- ブレードだけを装備すると左下のUIが--------------になる
- ロックサイトがSPECIALの武器は上空にいる敵を狙えるものと狙えないものがある
- 敵ACの背後に回ろうとすると自機に向かって急速旋回する。つまり旋回した後自機を動かさないと...→参考
- 脚部をタンクにするとタイトル画面やパーツ画面で表示されるACが上の位置に行く
- 障害物に近づくと挙動が少しおかしくなる
- 特定のカラーリングにするとACが透過する。
- GENERALでは脚部にだけカラーリングが反映されるため、脚部だけが透過する。おそらく移植版のみ