Nシリーズに登場するキサラギ製光波射出型ブレード及び、ACVのエクストラミッションに登場する飛行要塞。
名の由来は日本の民間信仰や神道に見られる雷の神様、“雷神”か。
PSACシリーズ以来強化人間の専売特許であったブレード光波を、真人間でも使えるようにしたパーツ。
……だったのだが、Nシリーズでは真人間もブレード光波を使用できるようになってしまったため、あえて光波射出機能に特化したこのパーツを使う意義は少ない。
強いて言うなら、このパーツの利点は空中でも弾数無限の光波を射出できるというその一点に尽きる。
また、兄弟パーツにFUHJINがある。こちらの由来は風の神様、“風神”。
とはいえ、Nシリーズでレーザーブレード自体に使用する旨みが少ないのだが……
2機の全翼機を前後に上下オフセットして連結させた様な、およそ正気とは思えないデザインをした大型航空機。
似たような姿をしていることから、ユーザー間では「クレイドル」とあだ名されている。
レーザーやミサイルに爆弾、そしてプラズマ弾と多彩な武装で爆撃を行ってくる。
時折、ACでも到達できる高度まで降下してくるため、その時が攻撃のチャンス。
蹴り落とすことも可能だが、あちらの正面にも攻撃判定があるため、前に飛び出ると空中で交通事故に遭うハメになる。
一定のダメージを与えることで撃墜となるのだが、落とされてもそのままダムに突っ込む形で不時着し、天井ハッチを開けて巨大なエネルギーキャノンを展開し、戦闘を継続する(ちなみにこのキャノン、後ろ向きにしか砲身を向けることができない。“落とされてダムに突っ込むこと”すら設計の内だったと言わんばかりの構造には、驚くしかない)。
この時、相手はスタート地点から最も遠い領域の奥にいるため、そこまで追っていくことになるのだが、道中に設置されたレーザーキャノンが威力も高く設置数も多いために、非常に厄介。
TE?防御の甘い機体では、目標に到達する前に道中で事切れる危険性が高いため、防御を固めるか、安全なルートを模索する必要がある。
固定砲台と化したエネルギーキャノンは攻撃範囲、威力が桁違いのため、チャージを始めたら近くの岩場の陰に隠れてやり過ごすのが無難。
高い攻撃力、広い攻撃範囲、効果音の共通性などから、マルチプルパルスの原型はこの兵器なのではないかと噂されている。